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日本の家庭に必ずあった足踏みミシン… ミシンの凄さは庶民のレベルで完全普及を達成した事です。 発明の始まりはヨーロッパ、1790年にイギリス人のトーマス・セイントが環縫いミシン(現代のミシンの原型で1本の糸で鎖状に縫い上げるもの)の特許を取得。 ところが不運なことに、セイントの考案は間違って衣料品の分野に分類された為、83年間特許庁の書庫で眠るのみの幻のミシンとなりました。 1830年フランスでは、バーシレミー・シモニアが量産に向いたミシンを発明、パリの軍服工場に80台納入しています。 効率化を目指したものの、ミシンの導入で職を失うのでは?という縫い子たちの暴動で、全て破壊されてしまいました。 哀しいかな、共に時代に対して早すぎた発明で終わります。 一方アメリカでは、発明家達が次々に改良をしていくと共に、ミシンを商業ベースに乗せ、製品化していきます。 その代表社といえばシンガー! 初代社長アイザック・シンガーが、友人と共に1850年にシンガー第1号を完成、1851年にシンガー・ブランド誕生となりました。 世界で初めての分割販売方式でもって主婦達を魅了、また子供向けミシンを開発しおもちゃ屋・デパートで販売… 強力な販促戦略・マーケティングで、全世界の市場を独占してしまいます。 ちなみにこの子供向けトイ・マシンは、1955年にニューヨークのおもちゃ専門店、『F.A.O. Schwarz』で$12.95で販売されたそうです。